華々しいイメージが強いホスト業界。そんな業界で、売れっ子ホストとして働いてみたいと思ったことはありませんか?
実際にホストクラブで働くためにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は、ホストクラブで働くための流れやポイントについて解説します。
ホストクラブで働いているのはどのような人か
そもそも、ホストクラブで働くのにはどのような人が向いているのでしょうか?
ホストクラブでは様々な方が働いていますが、共通しているのが「コミュニケーションを取るのが得意」であったり「好き」であること。これは他の接客業にも言えることですね。
まずは、ホストクラブで働くのに向いているのはどのような人なのか見ていきましょう。
ホストに向いている人・向かない人
次のような方はホストクラブで働くのに向いているかもしれません。
- 女性と喋るのが好き
- お酒が好き
- お金持ちになりたい
- 有名になりたい、モテたい
- 今までの自分を変えたい、成長したい
- コミュニケーション能力を高めたい
- 将来事業を起こしたい
- 信頼できる仲間が欲しい
- 負けず嫌い
当てはまるものがあった方は、ホストクラブで働くことを視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
反対にこのような方はホストクラブで働くのには向いていないかもしれません。
- コミュニケーションを取るのが嫌い
- できるだけ一人で仕事をしたい
- 協力することが苦手
- 目立つことが苦手
- こまめな連絡をすることが苦手
- 競争心がない
ホストクラブでは、売上が個人単位となるため他の従業員と協力する必要が無いと思われがちです。
しかし、内勤スタッフが初回来店のお客様を回してくれたり、ヘルプなどで他のホストが自分をサポートしてくれたりと、他の従業員との信頼関係を築くことで得られるメリットが多く、協力をしながら営業することが大変重要になります。
ですので、他の従業員と協力しながら仕事を進めていける人が向いています。
また、お酒が強くないとホストクラブでは働けないのでは?と思う方も多いかと思いますが、そんなことはありません。
対策を取ってくれる店舗もありますので、お酒が弱い場合は一度相談してみるのが良いでしょう。
ホストクラブで働くための流れ
ホストクラブで働くための基礎について学び、いざ「ホストに挑戦してみよう!」と考えたところで、こんな疑問が出てきますよね。
ホストになるにはどうしたらいいの?
ここでは、実際にホストクラブで働くための流れをご紹介します。
求人サイトやSNS等を活用し、気になるお店を探します。
気になるお店を見つけたら、実際に応募してみましょう。
応募方法には、電話・メール・LINE・応募フォーム・SNS等の方法があります。
採用担当者とやり取りし、実際に面接の日程を決めます。
あらかじめ自身の予定を把握しておき、すぐに候補日を提示できるようにしておきましょう。
採用担当者との面接を行います。
面接が終了し、不採用でなければ体験入店を行います。
実際の仕事内容や、接客の流れ、基本的なマナーを教わります。
体験入店が終わったら、実際に入店するか否か決定し、採用担当者に伝えます。
働くお店を選ぶ
どのような職業にも言えることですが、働き始める前のお店選びはとても重要です。
後々後悔しないようしっかりと情報収集し、様々なお店を見た上で応募しましょう。
重視するポイントは人によって様々ですが、下記の項目をクリアしているお店はおすすめです。
- 最低保証がある
- 保証期間が長い(できれば永久保証)
- 歩合給のバック率が高い
- 賞金制度が豊富
- 休みが取りやすい・有給制度が充実している
- 専属ヘアメイクアーティスト在籍
- 初心者に対する教育制度が充実している
新人のうちはなかなか売上を上げることが難しいので、売上を上げられずお給料が0円…なんてことにならないよう、必ず「最低保証(売上が全くない状態でも最低限もらえるお給料)」があるお店を選ぶようにしましょう。
また、売上に応じた賞金制度だけでなく、皆勤など新人でもゲットできる賞金制度があるお店を選ぶと、新人のうちからお給料をアップさせることができ、モチベーションにも繋がります。
福利厚生・待遇として、ヘアメイク代を支給してくれるお店、提携美容院で社割を利用できるお店などがありますが、専属ヘアメイクアーティストが在籍している店舗は、出社前に美容院に行ったりする手間が省けるので便利です。しかし最近では自分でヘアセットをするというホストも多いので、こちらは好みで決めて良いかと思います。
店探しの方法【3選】
では実際に、働くお店を探す方法を3つご紹介します。
求人ポータルサイトで条件にあったお店を探す
こちらは、ホストクラブで働きたい男性に向けた専用の求人ポータルサイトを利用する方法です。
一番手っ取り早く信憑性のある、最もおすすめの方法です。
求人サイトにはあらかじめ記載項目が用意されており、基本情報や福利厚生などの待遇もしっかり記載されていますので、複数の店舗の比較を楽に行うことができます。
また、絞り込み機能が充実しているサイトがほとんどですので、自分でホストクラブのオフィシャルサイトを訪問して条件にあったお店を探すよりも効率よくお店探しをすることができます。
求人サイトに広告を掲載するためには、サイトの運営元で審査が行われます。審査をクリアした店舗しか掲載をすることはできないため、信頼できる可能性が高いです。
また、求人広告を掲載しているということは、広告に予算を割くことができる余裕がある店舗ということで、それなりに予算がある店舗だと思って良いでしょう。
サイトによっては様々なキャンペーンが行われており、そのサイト経由で体験入店をすることで入店祝い金をもらえる場合もあるので、サイト選びも入念に行うことをおすすめします!
【経営者向け】入店祝い金を支給してくれる求人ポータルサイトの詳細はこちら
SNSで気になるお店を探す
ほとんどのホストクラブは、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウントを運用しています。気になるお店や流行っているお店を見つけ、情報収集をしてみましょう。
また、営業用の個人アカウントを運用しているホストも多いので、目指したいホストなどを見つけて情報収集をしてみましょう。実際のお店の雰囲気を掴むことができます。
働いてみたいお店や、一緒に働いてみたいホストを見つけた場合は、DM等でアプローチしてみるもの良いでしょう。
注意したいのが、実際にそのお店に入店した場合、DM等で直接連絡を取っていた担当者やホストと働くことになるということ。ホストの個人のアカウントに連絡をした場合、そのホストはもちろん後の先輩ホストにあたります。
DMやLINEなどは比較的気軽に利用することができる連絡手段ですが、連絡を取る際は、後々のことを考えてくれぐれも失礼のないようにしましょう。
知り合いに紹介してもらう
業界やホストクラブで働いている知り合いがいる方は、その方に紹介をしてもらうのも一つの手です。
知り合いからの紹介であれば、比較的安心して働くことができます。
メリットとして、気になる点があれば気軽に聞きやすいといった点が挙げられます。もちろん待遇面などの確認は怠らないようにすることが大切です。
デメリットとして、実際に入店してお店が合わなかった場合、紹介してもらった手前辞めにくいという点があります。今後の関係性を考えて、入店の意思決定は慎重に行いましょう。
入店後のミスマッチを防ぐためにも、紹介者に聞いた情報だけではなく、事前に様々な角度から情報収集を行い比較検討することが大切です。
応募時のポイント
お店を選ぶ中で重視するポイントは人によって様々かと思いますが、先程ご紹介したどの方法でお店を決める場合でも、最低限こちらの項目はチェックしておきましょう。
- 営業時間は「1部営業」と「2部営業」のどちらか
- 勤務時間
- 最低保証はあるのか
- 保証期間はどれくらいか
- 歩合給のバック率は何%か
- 賞金制度が豊富か
- 休暇・有給制度は充実しているか
- (必要であれば)従業員寮があるか
- (必要であれば)給料の日払いは可能か
- 永久保証
- 住宅手当・従業員寮入寮可
- ヘアメイク代支給・専属ヘアメイクアーティスト在籍・提携美容院で社割可能
- 会社負担で健康診断や予防接種可能
- 社員旅行制度 等
また、求人サイトによってはそのサイト経由で応募し入店をすることで、サイトから「入店祝い金」を貰える場合がありますので、応募の前に必ず確認しましょう。
【経営者向け】入店祝い金を支給してくれる求人ポータルサイトの詳細はこちら
面接・体験入店のポイント
気になる店舗に応募をしたら、次は面接です。
下記のポイントを抑えて、しっかりと準備をしてから面接に臨みましょう。
面接前の準備
身だしなみ
一般企業の面接の場合、面接にはスーツを着用していくのが普通ですが、ホストの面接の場合は私服でOKな場合が多いです。
ホストは接客のお仕事ですので、身だしなみは採用結果に大きく影響します。
ナイトワークの面接だからといって、ヨレヨレの服やボサボサの髪型で面接に向かうのはNGです。清潔感のある服装と髪型を意識して面接に向かうようにしましょう。
持ち物
労働基準法により、18歳未満はホストクラブで働くことはできません。そのため、18歳未満でないことを証明するための身分証は必ず持参しましょう。
また、ホストクラブの面接では履歴書不要の場合が多いです。不要の場合は用意する必要はありませんが、どちらか分からない場合は念のため応募要項を見直したり担当者に聞くなどして、しっかりと確認を取るようにしましょう。
心構え
ホストは接客業のため、コミュニケーション能力が重視されます。面接の際は、ハキハキと元気よく受け答えをするようにしましょう。
また、ホストの面接では聞かれることがある程度決まっています。質問された際にしっかりと答えることができるよう、聞かれやすい質問に対してどう答えるのかあらかじめ考えておくようにしましょう。
さらに、より具体的に答えることができると採用担当者からの印象も良くなります。
- 志望理由
- 勤務開始可能時期
- ホストクラブで働いた経験の有無
- お酒が飲めるかどうか
- ホストとしての目標
面接時に確認すべきこと
一般企業の面接でも、面接の最後に「何か質問はありますか?」と問われることがあります。
募集要項や面接時の説明内で疑問に思った部分があれば遠慮なく質問し、面接時に疑問を解消するようにしましょう。
また、募集要項に記載がなく面接時にも採用担当者から言及がない場合は、下記の確認を取るようにしましょう。
- 歩合給のバック率は何%か(募集要項に記載がなかった場合)
- 初心者に対する教育制度が充実しているか
- 勤務時の服装(スーツ指定であれば貸与があるのか)
- ヘアメイクは自身で行う必要があるのか
- (必要であれば)従業員寮には空きがあるのか・いつから入寮できるのか
- (必要であれば)給料の日払いは可能か
体験入店と入店決定のポイント
面接が終了したら体験入店を行います。
体験入店の際は、最低でも下記のことをチェックするようにしましょう。
- 店の雰囲気は自分に合っているか
- 先輩ホストとは気が合いそうか
- 店内での派閥争いが激しい店舗でないか
感覚にはなってしまいますが、お店や採用担当者の第一印象が良くなかったり、他の従業員とあまりにも気が合いそうにない場合は、無理してそのお店に入店する必要はありません。
その場合は一旦入店決定を保留にし、視野を広げて考えてみることをおすすめします。
また、まれに派閥争いが激しいお店がありますが、そのようなお店では面倒事に巻き込まれやすいので、そのお店にこだわりがない場合はできるだけ避けるようにするのが無難です。
激戦区であればホストクラブは沢山ありますので、「希望条件を満たしているか」「お店の雰囲気が自分に合っているか」など、総合的に判断して入店を決めるようにしましょう。
ホストクラブを経営するためには
ホストクラブで働き、後々はホストクラブを経営したいと考えている方にはこちらの記事がおすすめです。
まとめ
今回の記事では、ホストクラブで働くための流れやポイントについて詳しく解説しました。
改めて、働くのにおすすめなホストクラブの条件をおさらいしましょう。
- 最低保証がある
- 保証期間が長い(できれば永久保証)
- 歩合給のバック率が高い
- 賞金制度が豊富
- 休みが取りやすい・有給制度が充実している
- 専属ヘアメイクアーティスト在籍
- 初心者に対する教育制度が充実している
とは言っても、「バック率が高い」「休みが取りやすい」「憧れのホストが在籍している」など、何を重視するのかは人によって様々かと思います。絶対に譲れない部分や優先したい部分を明確にしてお店探しをするようにしましょう。
どのような職業にも言えることですが、働き始める前のお店選びはとても重要です。
後々後悔しないようしっかりと情報収集し、様々なお店を見た上で入店を決めるようにしましょう。