【徹底解説】ホストクラブの内勤とは?仕事内容や給料・勤務時間まで網羅

ホストクラブというと「年間1億円プレイヤー」「指名本数100本越え」といったスタープレイヤーに日の光が当たりがちですが……

ホストが輝くためには内勤(黒服)の力が必要不可欠。彼らが輝くために、縁の下の力持ちとなって支えるのが内勤たちです。

この記事ではホストクラブの内勤について徹底解説します!

内勤の仕事内容や給料、服装、働くメリット・デメリットなど、この記事を読めば内勤のすべてがわかります。

10分あれば内勤の全容を把握できるようまとめました。サクッと要点を掴みたい方、これから内勤の面接にいく予定の方含め、ぜひチェックしてくださいね!

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目次

ホストクラブの内勤とは?

ホストクラブの運営業務を担う従業員を内勤(黒服)と言います。

たとえば、働くホストの出勤管理や酒類の発注、ヘルプ、付け回しなど、内勤の業務は多岐にわたります。

人数はこれらの業務量、フロア(箱)、ホストの人数によって決まる傾向があり、1店舗あたり大体1名~10名ほど。

大箱であれば会計(キャッシャー)や事務作業などに分けて、内勤の業務も配分されますが、小箱だと1名~2名で広範囲の業務を担当することも。

また、ホストに幹部補佐や代表取締役といった役職があるように、内勤にも店長や支配人といった役職が存在するケースもあります。

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ホストクラブの内勤の仕事内容

内勤の仕事内容は、ホストクラブの営業時間中と営業時間外で変わってきます。

営業時間の仕事内容営業時間外の仕事内容
・付け回し
・給仕・ウェイター業務
・受付・会計
・ヘルプ
・DJ
・開店・閉店作業
・酒・フードの発注管理
・事務作業
・求人対応
・新人教育

詳しくは後述しますが、ホストクラブが営業している時間中はお客様対応と店舗運営、営業時間外は従業員対応と店舗運営に分けられます。

営業時間の仕事内容

ホストクラブの営業時間中は、お客様対応と店舗運営をメインに対応します。

ここでは主に「付け回し」「給仕・ウェイター業務」「受付・会計」「ヘルプ」「DJ」の5つの仕事内容を説明します。

付け回し

付け回し(つけまわし)とは、お客様が座るテーブルにどのホストを付けるか指示をする業務・役割です。

主に内勤としてある程度実績と経験を積んだ従業員が、この業務を担当します。

たとえば担当ホストが席を外す際にお客様が一人になってしまわないようにヘルプを付けたり、初回客に付けるホストを決めたりします。

付け回しがいなければ、力の持ったホストばかりが初回客についてしまったり、お客様の満足度を下げてしまったり……。

ホストクラブが無秩序な状態になってしまい、経営・運営が成り立ちません。

付け回しはホストの公平性を保ち、店舗全体の売上を上げ、新人ホストに指名獲得のチャンスを作る大事な役割です。

給仕・ウェイター業務

注文があったドリンクやフードをお客様のテーブルへ運ぶのも内勤の仕事です。

グラスを洗ったり、灰皿を交換したり、会計伝票を届けたり、テーブルを片づけたりなど、給仕・ウェイター業務全般をこなします。

お客様がホストと1秒でも楽しい時間を過ごせるように、内勤はホストを支えます。

受付・会計

ホストクラブへ来店されたお客様の受付と帰宅時の会計処理も内勤の仕事です。

担当ホストが決まっているお客様であれば不要ですが、初回のお客様であれば、年齢確認やシステム説明をおこないます。

お客様が帰宅される際には、レジで会計伝票を発行して、テーブルやレジで清算します。

大箱であれば会計(キャッシャー)専門担当を1名~2名立てる場合もあります。

ヘルプ

内勤がヘルプとしてお客様のテーブルに付くこともあります。

ヘルプとは担当ホストと一緒にお客様のテーブルについたり、担当ホストが席を外したりする際に、接客をサポートすること。

基本的にはヘルプはプレイヤー、いわばホストが担当しますが、人がいない場合は内勤がヘルプに付きます。

DJ

シャンパンコールや通常時の店内BGMを管理します。

たかがBGMと思った方もいるかもしれませんが、お客様と担当ホストの顔をつぶさないために、円滑にシャンパンコールのBGMへ切り替える必要があります。

また、通常時のBGM1つ取ってもホストクラブ全体の売上を左右します。

極めて重要な仕事内容のため、基本的にこの業務はある程度経験を積んだ内勤、あるいはホストの担当とするお店もあるほど。

営業時間外の仕事内容

ホストクラブの営業時間外は、従業員対応と店舗運営をメインに対応します。

ここでは主に「開店・閉店作業」「酒・フードの発注管理」「事務作業」「求人対応」「新人対応」の5つの仕事内容を説明します。

開店・閉店作業

お客様を迎えるための開店・閉店作業も内勤の仕事のひとつです。

たとえば、店内やトイレ、カウンターなどの掃除、グラスやボールペンといった備品の発注など。

店舗を営業するための準備をおこないます。掃除については、掃除組と呼ばれる売上が一定水準に満たないホストが手伝うこともあります。

酒・フードの発注管理

提供するお酒やフードの在庫数を確認して不足があれば発注します。

昇格祭やバースデー、そのほかイベントに合わせて、不足が起きないように発注することも。

在庫切れを起こしてしまうと、ホストクラブやホストの売上に大きな打撃を与えてしまいます。

多すぎず、少なすぎず、適切な量を発注する必要があります。

事務作業

事務作業全般も内勤の大事な仕事です。

たとえば、日々の売上の集計、従業員の給与計算、SNSやホームページの更新、面接希望者の対応など。

働く従業員数が多かったり、箱が大きかったりすると、特定の内勤がこの事務作業に特化することもあります。

求人対応

応募者の対応や求人原稿の作成、入店希望者の手続きなど、求人全般の対応も内勤の仕事内容に含まれます。

ホストクラブによっては、面接は代表や支配人、主任といったホストが担当することもあるので、面接担当者への橋渡しも仕事です。

一般企業における人事部のような役割・立場をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

新人教育

新人ホストや新人内勤の教育を担当します。

プレイヤーとしての経験がある、あるいは内勤歴が長い場合は、新人ホストにテーブルマナーやシステム説明、シャンパンコールといった基礎を教えることも。

内勤として入店した従業員に事務作業や開店・閉店作業など、内勤としての業務を教育担当者として指導する役割も担います。

内勤の給料形態と目安

内勤の給料ですが、相場感としては18万円〜25万円ほど(役職なしの例)。

また、給料は基本給と能力給・歩合給によって構成されます。

ここでは、基本給と能力給・歩合給について説明します。

基本給

基本給とは、基本となる給与を指します。

これは能力給や歩合給、残業代、交通費などを一切含まない、給与のベースとなるものです。

1ヶ月ほぼ変動なく一定金額貰えるものと解釈してOKです。

ホストクラブの内勤の基本給は、大体18万円〜22万円ほど。

歌舞伎町やミナミなどのホストクラブ激戦区と地方といったエリア、あるいは内勤としての経歴によって基本給の金額は増減します。

なおこの基本給に能力給や残業代を含めた総支給額から、住民税や雇用保険などを含めた総控除額を差し引いた金額が手取りとなります。

能力給・歩合給

能力や成績、経験などを考慮して、能力給や歩合給が支払われることもあります。

たとえば、責任者として定められた店舗売上目標を達成したり、対応できる業務領域を拡大したり、目標人数の採用に成功したりした際などに、基本給にプラスして貰えるお金です。

能力給・歩合給の金額は、数万円〜多くて数十万円に達することも。

中には内勤でも月に50万円~100万円の収入を得ている方もいます。

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内勤の勤務時間

内勤の勤務時間ですが、在籍するホストクラブが1部営業か2部営業かによって変わってきます。

1部営業…19時頃~24時頃までを営業時間としているホストクラブ
2部営業…6時頃~12時頃までを営業時間としているホストクラブ

ここでは1部と2部に分けた内勤の勤務時間を説明します。

1部営業

1部ホストクラブにおける内勤の勤務時間は、目安18時~2時(26時)です。

もちろん18時や20時など、営業開始時間はホストクラブによって異なるため多少前後します。

夕方から深夜と考えるとイメージがつきやすいかと思います。

2部営業

2部ホストクラブにおける内勤の勤務時間は、目安5時~13時です。

ホストクラブの営業開始1時間ほど前に出勤し、開店作業をおこないます。開店した後は運営業務をおこない、営業時間終了後は閉店作業といった流れです。

就業時間は1部・2部ともに約6時間~9時間ほど。合間に1時間休憩を挟む場合は、就業時間も1時間増える計算です。

内勤の身だしなみ

ホストクラブにおいてスポットライトが当たりやすいのはホストですが、陰ながら支える内勤の身だしなみが乱れていると、店舗の品位や評判、最悪の場合として売上に影響します。

身だしなみとは、相手に不快感を与えないように言動や服装を整えることを指します。

では相手に不快感を与えない内勤の服装とは何なのかと言うと……

内勤の服装・身に付ける物
  • スーツ
  • ネクタイ
  • ネクタイピン
  • 腕時計
  • 革靴
  • インカム
  • ボールペン
  • インカム

内勤の基本装備はスーツと革靴です。ホスト、あるいは内勤とホストを兼業している場合は私服勤務OKのケースもありますが、内勤として働くのであれば基本はスーツと覚えておきましょう。

また当然ですが、香水の香りがキツイ、シャツがよれよれ、革靴に泥がついているなどはNG。

そして、敬語を使用して働くホストやお客様へ丁寧に接する必要もあります。

服装だけ気を付けていればOKというわけではなく、お客様やホストからの見られ方にも意識を配るべきでしょう。

内勤として働くメリット・デメリット

内勤として働くメリットとデメリットを説明します。

メリット

内勤のメリット
  • 飲酒の必要がない
  • 安定して給料を稼げる
  • 能力給、歩合給の支給がある
  • 店舗経営を学べる

お客様と楽しくお酒を飲み、会話をするのはホストの役目となっており、内勤はお酒が飲めなくても問題ないです。

店舗によっては勤務中に内勤が飲酒や飲食することを、禁止しているところもあります。

また、ホストの給料は売上に左右される歩合制(成果報酬型)ですが、内勤は固定給となっていることがほとんど。

ホストと比較して稼ぎの不安定さがないというのは大きなメリットと言えます。

さらに内勤は店舗経営に必要な知識を身に付け、実践することもできます。資金繰りや経営戦略・方針、従業員の育成など、運営にいるからこそ得られる情報と知識は豊富です。

将来、ホストクラブやバーといった飲食店などを開業するにあたって必要となる知識と経験を得ることもできるでしょう。

デメリット

内勤のデメリット
  • 求人募集が少ない
  • ホストより勤務時間が長い
  • ホストより給料が少ない傾向
  • ホストと衝突することがある

内勤の求人ですが、ホストと比較すると極めて少ないです。

なぜなら、求人を出さずともホストから内勤へ転身することで人員補充ができる、退職者が少ない、あるいは必要な内勤数が限られているから。

求人数が少ないということは、これから働きたい方からすると狭き門を突破する必要がありますね。

また、ホストと比べて勤務時間が長い、給料が少ないといった点もデメリットとして挙げられます。

ホストと内勤の働き方は全く異なるため、これらをしっかり理解した上で働かないと、横で輝くホストを見て精神的に辛くなってしまうこともあるでしょう。

最後に、これはどの仕事にも起きえますが、給料、働き方、価値観などからホストと衝突することもあります。

メリットとデメリットの感じ方は人それぞれだと思いますが、内勤として働く際はこれらの要点を押さえておく必要があります。

内勤の傾向から見た向いている人

内勤として働くメリットとデメリット、そして内勤の仕事内容から向いている人を導き出すこともできます。

内勤の傾向から見た向いている人
  • 元ホスト
  • 裏方業務が好きな人
  • 副業希望の人
  • 店舗経営について学びたい人

もちろん、これらに当てはまらない方が内勤として働けない、活躍できないわけではありません。

あくまで一つの指標としてお考えください。

元ホスト

やはりホストクラブの業界知識や仕事内容を把握しているホストこそ、内勤に最も向いていると言えます。

たとえば、付け回しはホストとしての経験があると、お客様のタイプに合ったホストを付けることができます。

新人ホストの教育をおこなう際も、ホスト経験があると悩みや相談に対して適格なアドバイスができます。

よって元ホストや現在ホストの方は、最も内勤適正が高いと言えます。

裏方業務が好きな人

人を支えるのが好き、事務作業といった細かな業務が好きといった方も内勤に向いているでしょう。

内勤はホストクラブに必要不可欠ですが、ホストほどの派手さはありません。

仕事内容は掃除、発注、付け回し、会計など、あくまでホストのサポートに徹することがほとんど。

逆にこういった裏方業務が好き、やりがいを感じるという方でないと、内勤は勤まらないと言えます。

副業希望の人

副業を探している方にも内勤は向いています。

内勤の勤務時間は1部であれば夕方から深夜、2部であれば早朝から昼までとなっています。

本業が日中にあったり、大学生であれば授業前や後、あるいは他のアルバイトと並行して働くのに丁度良い時間帯ではないでしょうか。

求人数は少ないものの、一部のホストクラブではアルバイトとして内勤を募集・採用しているケースもありますよ。

店舗経営について学びたい人

店舗経営について学びたい人もホストクラブの内勤は向いていると言えます。

なぜなら、ホストクラブは大金が動くため、そのお金の流れや利益を上げるための経営戦略・方針の決め方など、身をもって得られるものは多いからです。

また、著名人に出会えたり、仕事関係者と接点を持ったりといったように、人脈を築くこともできますよ。

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内勤に関してよくある質問

ここでは内勤にまつわるQ&Aをご紹介します。

内勤になる方法は?

内勤になる方法は主に3つ挙げられます。

➀ホストから内勤へ転身する
②求人に応募する
③友達や伝手の紹介に頼る

最も多いのは、ホストから内勤へ転身する方法です。

ホストとして入店し、プレイヤーとして知識と経験を積んでから内勤になる方法はスタンダードと言えます。

もちろん、未経験者歓迎を打ち出しているホストクラブもあり、その求人に応募して採用されることを目指すルートもあります。

ホストクラブで働いている友人や知人がいれば、その伝手に頼るのも有効的な手段と言えます。

内勤に資格は必要?

内勤になるために持っていなければならない特別な資格はありません。

働き始めた後に、状況によっては食品衛生責任者や防火管理者の資格取得を求められる可能性もゼロではありませんが、入店時に両資格を求められることは稀です。

基本的には、18歳以上(高校卒業済み)であること、やる気を持ち合わせていれば、働くための最低条件は満たしているといえます。

これから働く方は、ホストや接客業としての勤務経験があれば歓迎されることもあるので、内勤の仕事内容を押さえた上でアピールすると良いでしょう。 

内勤でも指名されるって本当?

内勤指名を許可していれば、お客様から指名されることもあるでしょう。

基本的にはホストクラブのルールによって決まりますが、内勤の指名をOKとしているケースもあります。

ただし、飲酒はしてはならない、長時間の接客は禁止など、内勤業務に影響を与えない範囲に留める必要もあります。

指名された際は在籍するホストクラブのルールに従って、お客様と楽しい時間を過ごしましょう。

女性でも内勤として働ける?

女性でも内勤として働くことは可能かに対する回答はYESです。

ただし、完全にNGとしているホストクラブの方が多いというのが現状です。

ホストクラブは女性のお客様が楽しむ場所。担当ホストと女性内勤が仲良くしている様子は、お客様へマイナスな影響を与える可能性があるからです。

とは言え、場合によってはキッチンや事務作業など、完全な裏方であれば女性でも採用される可能性はあるようです。

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まとめ:ホストクラブの内勤(黒服)は店舗運営に必要不可欠な存在

ホストクラブの運営業務を担う従業員を内勤(黒服)と言います。

具体的な仕事内容としては以下のとおりです。

営業時間の仕事内容営業時間外の仕事内容
・付け回し
・給仕・ウェイター業務
・受付・会計
・ヘルプ
・DJ
・開店・閉店作業
・酒・フードの発注管理
・事務作業
・求人対応
・新人教育

大きく分けると、お客様対応、従業員対応、店舗運営業務などです。

内勤はホストクラブに必要不可欠な存在。彼らがいないとお店が破綻してしまうと言っても過言ではないでしょう。

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