キャバクラの集客に効果的な広告って何があるの?
一般的な接客業と比べてキャバクラは客単価が高いため、集客力の高さが売上に直結します。どれだけ魅力的なキャストが在籍してもお店の認知度が低いと売上につながりません。
お店の認知度を高めて新規顧客を獲得するために欠かせない存在が広告です。この記事では、そんなキャバクラの集客に効果的な広告手法を9種類ご紹介します!
尚、結論からお伝えすると、キャバクラの集客にはオンラインのWeb媒体がおすすめです。
「もっと集客したい」「自店舗に合った広告手法が知りたい」という方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
キャバクラの集客にWeb媒体がおすすめな理由
先にキャバクラの集客に関する広告手法の全体像をお伝えすると、以下の9種類があります。
- リスティング広告
- ポータルサイト
- オウンドメディア
- MEO対策
- YouTube
- 無料案内所
- 雑誌や専門誌・フリーマガジン
数多くある広告手法の中でも、キャバクラの集客に効果的なのはWeb媒体を用いたオンライン広告です。
なぜなら、キャバクラを利用したいと考えているユーザーのほとんどが、Google検索やSNSといったネットで情報収集を行っているからです。
総務省が発表しているデータでは、2020年の個人のインターネット利用率は83.4%。そのうち、20代~60代のSNS利用率は約79%にのぼります。
Web媒体を用いたオンライン広告は、紙媒体や無料案内所といったオフラインの集客方法と比べるとアプローチできる母数を多く見込めるでしょう。
短期間で集客効果が得られるキャバクラ広告
こちらではWeb媒体を用いたオンライン広告の中でも、短期間で高い集客効果が見込めるものをご紹介します。
①リスティング広告
メリット | 検索結果の上位に表示されやすい |
デメリット | ナイトワーク系は広告審査が厳しい |
費用目安 | クリック単価制 |
リスティング広告とは、ユーザーが検索した言葉(キーワード)に合わせて表示される広告のことです。検索連動型広告とも呼ばれます。
下記に挙げた画像を例に見てみましょう。「東京 キャバクラ」と検索した際、検索ボックスの真下に表示される検索結果に「広告」とついているものがリスティング広告です。
このようにリスティング広告は、特定のキーワードで検索したユーザーに対して自社のサービスや商品の情報を届けやすいのが最大のメリット。今回の例で言うと「東京 キャバクラ」を探しているユーザーへ積極的にお店をアピールできます。
また、インターネット上の広告なので費用対効果がリアルタイムで確認可能です。費用対効果が思わしくなければ、広告の配信はすぐに止められます。
一方でリスティング広告にはデメリットもあります。広告出稿に際してキャバクラをはじめとするナイトワーク系は審査が厳しいことが挙げられます。
また、今回例に挙げた「東京 キャバクラ」のようなキーワードは検索回数が多いため入札単価が高くなりやすく、想像以上に費用が膨れ上がるかもしれません。
②ポータルサイト
メリット | キャバクラを利用したいと考えているユーザーにアピールできる |
デメリット | ポータルサイトによっては掲載料金が高価 |
費用目安 | 主に月額制・地域によって金額は変動 |
ポータルサイトとは、店舗ごとの基本情報やサービス内容といった主にエンドユーザー向けの様々な情報が掲載されているWebサイトのことを指します。
▼無料掲載できる広告ポータルサイトは以下の記事で詳しく紹介しています。
ポータルサイトにはキャバクラを利用したいと考えているユーザーが訪れるため、サイト内の目立つところに自店舗を表示できれば集客を見込める点がメリットです。
ポータルサイトの掲載料は主に月額制で、地域によって金額は変動します。サイト内の目立つところを表示したい場合は掲載料+オプション料金がかかることがほとんどなので、掲載料が高価になりがちです。
効率的に費用対効果を得るためにも、集客広告にかけられる費用を考慮してポータルサイトの掲載料を選定しましょう。
自店舗の財産になるキャバクラの集客方法
長期的な運用により集客効果を高めることができ、やがて自社の財産にもなる集客方法をご紹介します。
③オウンドメディア
メリット | 発信内容をコントロールできる |
デメリット | 効果が出るまで時間がかかる |
費用目安 | 立ち上げ/約170万円 運用/90万~130万(1ヵ月) |
オウンドメディアとは、自社で作成・保有するメディアのことを指します。
自店舗の営業サイトを作成し、キャバクラを利用したいと考えているユーザーへ情報発信することで集客を図ることが可能です。
発信内容をコントロールできるため、自店舗のブランディングを行うことができます。
ただし、SEO対策は短期間で効果が得られにくいため、コンスタントに情報を発信していく必要があります。また、ユーザーにアピールするためのコンテンツを拡充する取り組みも欠かせません。
例として「東京 キャバクラ」のようなユーザーの検索回数が多いキーワードは競合も狙っているため難易度が高く、SEO対策を講じても集客効果が出るまでに時間がかかります。着実なステップアップを目指し、まずは自店舗の特徴を人気キーワードに足してみましょう。
自店舗の特徴を入れた「東京 キャバクラ 高級」「東京 キャバクラ 30代」といったキーワード(ロングテールキーワード)でコンテンツ作成を行っていけば、的確に集客力を高められます。
④MEO対策
メリット | 広告費・作業時間を抑えながら自店舗をアピールできる |
デメリット | 悪い口コミに対応する必要がある |
費用目安 | 初期費用/1~5万円 運用/2万~8万(1ヵ月) |
MEOとは「Map Engine Optimization」の頭文字を取った言葉です。Googleマップで「東京 キャバクラ」と検索すると、検索結果の上に店舗の場所が表示されます。
画像の赤枠部分に自店舗が掲載されるように対策することを、MEO対策と言います。
MEO対策を行うためには、まず「Google ビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)」に登録して自店舗の住所や電話番号といった基本情報を充実させましょう。
キャバクラの新規出店をお考えの方は、開業時の手続きと併せて対応することをオススメします。もちろん、開業後にMEO対策を行うことも可能です。
▼キャバクラ開業資金の目安や少額開業のコツは、次の記事で詳しく解説しています。
またユーザーから寄せられた口コミの数や評価もMEO対策に含まれます。口コミは常に良いものとは限らないため、短期間で上位表示させ集客効果を高めることは難しいとされています。
「バズ」が生じやすい!SNSを用いたキャバクラ集客広告
バズとは、短時間である情報が大量に拡散される状態を指します。リアルタイムで情報発信ができるSNSはバズが起きやすく、集客面でも影響力が大きいです。
⑤X(Twitter)
リアルタイムでの発信に向いているTwitterは自店舗のキャンペーンをPRしたり、キャストの出勤状況を宣伝したりするのに適しています。
「もともとキャバクラに行く気はなかったけど、Twitterで情報を見かけたから行く気になった」ということも起きやすいので、積極的に最新の店舗情報を更新しましょう。
⑥Instagram
Instagramのユーザーは若年層なので、自店舗をアピールするよりもキャストに個人アカウントを開設してもらう方が効果的です。
キャストの仕事風景や私生活を投稿して、キャスト個人のファンを増やしましょう。
またInstagramはキャストと同年代の女性利用者も多いため、求人目的の広告手法としてもおすすめです。発信・拡散を続けていけば影響力が強くなり、キャストの存在そのものが自店舗をPRしてくれますよ。
⑦YouTube
YouTubeではお店の内装や雰囲気といった臨場感を伝えることができます。動画視聴者に足を運んでもらうためにも、できるだけ自店舗について具体的に伝えられる内容にしましょう。
営業中にお客様から許可を得て接客風景を撮影してもいいですし、自店舗の人気キャストに店内を紹介してもらうような企画もおすすめです。
▼SNSを活用した効果的な集客方法は以下の記事で詳しく紹介しています。
キャバクラの集客で広告を出稿する際の注意点
キャバクラの集客で何らかの媒体に広告を掲載する場合、費用面以外にも注意するべきポイントがあります。
性的表現があると広告審査に落ちやすい
広告内に性的な表現がある場合、アダルト判定となり出稿時の審査に通りません。特にリスティング広告は厳しいため注意が必要です。
「どんなものが性的表現とみなされるのか」といった基準については、国内の検索エンジン大手のGoogleが利用規約に明記しているので確認しておきましょう。(参考:Google広告ポリシー)
「No.1」や「最高」などの最上級表現を避ける
「No.1」「最高」「日本一」といった最上級表現は誇大表現とみなされ、審査に落ちる場合があります。
仮に内容が事実だとしても、「業界トップクラス」「エリア屈指」といった表現に言い換えたほうが審査に通りやすいです。
ターゲットを明確にして広告を出稿する
広告を出稿する時は、自店舗と相性の良い客層にアピールできる内容にまとめましょう。ターゲットを明確にし、目的に合わせた視点で広告を作成・出稿することで集客効果を高められます。
一方、求人広告であれば待遇や環境面が伝わりやすい内容に仕上げるのがベストです。
▼キャバクラ広告の選び方と営業・求人別のおすすめ媒体は、次の記事で詳しくご紹介しています。
ネットが苦手な層も集客できるキャバクラ広告
キャバクラの集客広告はWeb媒体(オンライン)が有力ですが、Web媒体に苦手意識がある層にアプローチできるオフライン広告も併用することでより集客力を高められます。
⑧無料案内所
メリット | 新規顧客の開拓に向いている |
デメリット | 足を運ばないと広告が見られない |
費用目安 | 月間5万円~ ※成果報酬型も有 |
繁華街や歓楽街にある無料案内所は、すでにキャバクラに行きたいと考えている人に自店舗をアピールできます。
一方、足を運んだ人にしかアピールできないため、自店舗をより多くの人に知ってもらうことはWeb媒体と比べて難しくなります。
そのため、Web媒体を用いたオンライン広告と併用するのがおすすめです。
▼無料案内所に掲載するメリット・デメリットは以下の記事で詳しく解説しています。
⑨雑誌や専門誌・フリーマガジン
メリット | 無料案内所より広い層にアピールできる |
デメリット | 掲載場所や大きさによって費用が大きく変わる |
費用目安 | 3万円~20万円/掲載期間 |
無料案内所よりも多くの人に自店舗を知ってもらうなら、フリーペーパーや雑誌などの紙媒体への広告出稿もおすすめです。
ナイトワーク系の情報誌であれば、「キャバクラに興味がある」「利用したい」と考えているユーザーへ自店舗をアピールできます。
また、地域密着型のフリーペーパーなら、利用確度が高いユーザーに訴求できるのもメリットです。
ただし費用は広告の掲載箇所や期間、大きさによって変動します。
まとめ:自店舗に合った広告手法でキャバクラの集客を高めよう
キャバクラの集客に有効な広告手法について、オンライン・オフラインで合わせて9種類をご紹介しました。
リーチできるユーザーの母数はオンラインのWeb媒体が長けています。オフラインの広告も併用することで、Webに馴染みの薄い客層も取り入れられます。
良質なキャストを揃え、内装を整えたとしても、自店舗に来店してもらわなければ売上には繋がりません。今回ご紹介した広告手法を活用し、自店舗を多くの人に知ってもらい、集客力を高めて売り上げに繋げていきましょう。
▼キャバクラ経営者の年収目安と失敗を防ぐコツは、次の記事でより詳しく解説しています。