男性が働く場所というイメージが強いホストクラブ。
しかし中には女性のホストや内勤もいます。
近年は女性の売れっ子ホストやホストクラブオーナーが注目を浴びているため、「女性のホスト事情」について気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、女性のホストや内勤のお仕事事情について詳しくまとめました。
皆様がホスト業界について理解を深める一助になれば幸いです。
ホスト業界で女性は働けるのか?
ホストと言えば男性のイメージが強いですが、ホスト業界で女性は働けるのか気になる方もいるでしょう。
実例を交えてご紹介していきます。
プレイヤーとして活躍する女性ホストもいる
結論から申し上げると、女性もホスト業界で働けます。
実際に女性プレイヤーを採用している店舗もあり、中には「天使ニア」さんのように年間1億円売り上げる人気女性ホストも。
また、ホストクラブの形態のひとつに「男装ホスト」もあり、男装ホスト専門店として女性だけがキャストとして在籍しているお店も存在しています。
男性のほうが圧倒的に多いものの、女性がプレイヤーとして活躍できないわけではありません。
引用:天使ニア Instagramより
内勤として働く女性もいる
プレイヤーだけではなく、内勤として働いている女性もいます。
内勤にもさまざまな職種がありますが、たとえばホールスタッフをはじめキッチンやヘアメイク、事務や経理などが挙げられるでしょう。
現にSNSで注目を集める女性の内勤スタッフさんもおり、プレイヤーと同じで注目されつつあります。
女性がオーナー・代表を務めるお店もある
ホストクラブの中には、女性がオーナー・代表を務めるお店もあります。
その代表例として桜井野の花さんがオーナーを務める『A-GROUP / 蒼桜』や、天使ニアさんが代表を務める冬月グループの『Blue Rose』が挙げられます。
両名はホストクラブでプレイヤーとして成功したり、キャバクラといったナイトワーク業界で売れて経営者に転身したりした人物。
ホスト業界で女性もトップに立てる可能性があることを証明しています。
引用:桜井 野の花 Instagramより
女性がホストクラブで働くには?
女性がホストクラブで働くためにはどうすれば良いのでしょうか?
有効な方法を2つご紹介します。
女性ホストがいる店舗・グループに応募する
女性ホストが現役で働いている店舗やグループに応募するのは有効な方法のひとつです。
ほとんどのホストクラブでは求人を見ても性別についての記載がないため、応募をしてみないと女性を歓迎しているか分かりません。
しかしながら女性ホストが現役で働いているグループ・店舗を狙って応募すれば、女性も採用している可能性が見込めます。
応募前にお店やグループのホームページ、ホストのポータルサイトなどで在籍情報を確認すると良いでしょう。
内勤(裏方)の業務に絞って求人を探す
同じ内勤でも、お客様の前に出ない裏方の業務に絞って求人を探すのはひとつの手です。
お客様の前に出るホールスタッフは女性客の反感を買う懸念があるため、女性を採用していないというお店は少なくありません。
キッチンやヘアメイク、事務や経理といった裏方のお仕事であれば採用される確率も高まるでしょう。
女性ホストならではの魅力
女性ホストには、男性ホストにはない魅力があります。
ホストとして働く上で武器となり得るポイントをご紹介します。
中性的で王子様のようなルックス
女性ホストの魅力のひとつは、中性的で王子様のようなルックスです。
線が細く肌も白い女性は、化粧をして男装をすればまるで二次元の王子様のようなビジュアルになります。
ホストに「美しさ」を望む女性客は少なくないため、中性的なルックスは大きな武器です。
引用:天使ニア Instagramより
女心を理解している
女性ホストは女心を理解しているという点も魅力のひとつです。
やはり同じ女性のため、女性客が求めている言葉やしてほしい行動を分かっているのは強みだと言えます。
適切なタイミングで求めているものを提供できれば、売上にも反映されるでしょう。
2024年4月時点で売上2億以上の記録を持つ冬月グループ『Blue Rose』の天使ニアさんは、まさにその代表例です。
女性の気持ちを一番に分かっている女性ホストは、男性にはないアプローチで女性客を満足させられるポテンシャルを秘めています。
同性だから依存しすぎない
女性ホストは同性であるがゆえに、女性客から依存されすぎない傾向にあります。
男性ホストであれば色恋営業(女性客との疑似恋愛という形の営業)する機会も多く、恋愛に発展したり依存されたりする可能性が高まります。
しかし女性同士の場合はあくまでホストとお客さんの関係で留まる場合がほとんど。
女性客からすれば、変に意識しすぎずただ癒やしだけを得られるというメリットがあります。
お互いに依存しすぎない適度な距離感は女性客にとっても居心地が良い関係であり、需要がある魅力です。
女性ホストならではの苦悩
天使ニアさんのような活躍の可能性を秘めてはいるものの、女性ホストには女性であるがゆえの苦悩があります。
女性客から嫉妬される
女性ホストは、女性客からの嫉妬の対象になってしまいがち。
なぜなら同僚として男性ホストと密接に関わらなければならない場面があるからです。
女性客の立場になれば、やはり担当ホストの同僚として近い距離にいる女性には敵対心が芽生えても無理はありません。
嫉妬がこじれてしまえばトラブルにつながる恐れもあるため、女性客への配慮が必要になるでしょう。
理解がないキャスト・お客さんもいる
女性ホストに理解がないキャストやお客さんがいるのも女性ホストが抱く苦悩のひとつです。
やはりホスト=男性というイメージは広く根付いているため、女性だからというだけで拒絶されてしまうケースがあります。
たとえば「女性なのに~」と性別のみで判断され偏見を受けたり、ヘルプNGやいわれのない非難をされたりする場合もあるそうです。
男性社会に馴染めない
男性社会に馴染めないのもまた、女性ホストを苦しめる要因のひとつです。
女性が少ないホストの世界では、どうしても男性社会に身を置かざるを得ません。
男性同士のノリや雰囲気に馴染めずに挫折して辞めていく女性は少なくないと言われています。
また性別の壁を乗り越えられずになかなか売上が立たず、成績の面で限界を感じてしまう女性ホストもいるようです。
男性社会に馴染む努力から始めなければならないのは、女性ホストにとっては高いハードルだと言えるでしょう。
まとめ:女性もホスト業界で活躍できる!
女性のホストクラブでのお仕事事情について詳しくご紹介しました。
- プレイヤー・内勤として活躍する女性もいる
- 女性がオーナー・代表を務めるお店もある
- 女性ホストにしかない魅力があり、女性客からの需要がある
- 女性ホストならではの苦悩もあり、働く上では配慮や覚悟が必要
ホスト業界では女性ホストや内勤スタッフはまだまだ少ないものの、中には男性を凌ぐ売上を上げる知名度の高い女性ホストも注目を集める女性内勤もいます。
たしかに男性のほうがチャンスは多いとはいえ、「女性だからホストクラブでは活躍できない」という一昔前の常識はなくなりつつあると言えるでしょう。