ホストクラブをはじめとしたナイトワーク業界には、「入店祝い金」という制度があります。
結論から言うと入店時に求職者に支給されるお金を指す言葉ですが、詳細に関してはあまり知らないというホストクラブ経営者の方も多いでしょう。
そこで、今回はホストクラブの入店祝い金の相場やメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
また合わせて体入荒らしについてや入店祝い金を支給しているホストクラブの求人ポータルサイトについても紹介いたしますので、ぜひ最後までご確認ください。
ホストクラブにおける入店祝い金とは?
ホストクラブには、お店によってはキャバクラや風俗店などの業種のような入店祝い金があります。
入店祝い金とは、お店に採用が決まり入店した際に支払われる報奨金のことです。
お店だけではなく、入店祝い金を出してくれるホストの求人サイトもあります。
入店祝い金を支払うかどうかはお店の自由ですが、支払われるお店のほうがホストの応募が多くなる傾向にあります。
ホストクラブの入店祝い金の相場
ホストクラブの入店祝い金の金額は人それぞれであり、かつお店によっても異なりますが1万円~30万円程度が相場です。
ただ例外として、容姿が優れた大型新人など活躍の見込みのあるホストには最大数百万円の入店祝い金が支払われるケースもあります。
また支給には条件があり、達成できるかどうかで金額が変わる場合もあります。
入店祝い金の金額によって入店を決めるホストもいますので、金額は慎重に決定し人材流出を防ぎましょう。
ホストクラブが入店祝い金を設けるメリット
ホストクラブで入店祝い金を設ける主なメリットをまとめました。
求人の際にはぜひ参考にしてみてください。
求人効果が上がる
メリットの一つ目は、「求人効果が上がる」点です。
当然のことですが、入店祝い金があるお店のほうが応募率は上がります。
金額によっては、有能な人材を採用できる可能性が上がるでしょう。
他店の金額と比較し、場合によっては入店祝い金を引き上げるといった対策も重要です。
早期離職を防げる
メリットの二つ目は、早期離職を防げる点です。
入店祝い金の支給日を工夫したり条件を設けたりすることで早期離職を防げるケースがあります。
例えば一定期間の勤続で入店祝い金を支給するといったルールを設ければ、早期離職は防ぎやすいでしょう。
ホスト業界は早期離職も多いので、ちょっとした工夫を怠らないようにするのが大切です。
ホストクラブが入店祝い金を設けるデメリット
次に、ホストクラブが入店祝い金を設けるデメリットについてもご紹介します。
デメリットも把握しておき、不要な損失を避けられるようにしましょう。
求人コストが上がる
入店祝い金を設けると、求人コストが上がってしまいます。
当たり前のことですが、入店祝い金を出す分経費がかかってしまいますのでコストは純増するでしょう。
入店祝い金を設けていれば確かに応募者増加の可能性は上がりますが、かといって経営が揺らいでしまっては意味がありません。
お店の売上状況や経費に対応し、無理のない範囲で入店祝い金を設定しましょう。
入店祝い金が目的の応募者が増える
入店祝い金が目的の応募者が増えてしまうのも、デメリットとなり得ます。
具体的には体験入店で入店祝い金だけをもらって本入店をしないという、いわゆる「体入荒らし」という行為を指します。
入店祝い金は体験入店の際にも支給されるケースが多く、入店するつもりがないにも関わらず入店祝い金目的に応募をする人も少なくありません。
対策を行い、本来の応募者を取りこぼさないようにする必要が出てきます。
ホスト求人で課題となる「体入荒らし」とは?
先述の「体入荒らし」とは、ホスト求人の課題となる大きな問題のひとつです。
体入荒らしの概要について押さえておきましょう。
体験料を目的としている人のこと
「体入荒らし」とは、体験入店時の入店祝い金や体験入店料を目的に体験入店に来る人のことを指します。
1回のみではなくさまざまなお店で体験入店を繰り返し、入店祝い金や体験入店料で荒稼ぎを行います。
体入荒らしは入店する見込みが一切ないため、ホストクラブにとっては時間やお金、労力の浪費となってしまいます。
体験入店の際には入店祝い金を設けない・入店祝い金の支給条件を本入店した場合のみに限定するなどの対策が必要になるでしょう。
仕事に対して興味がないのが特徴
体入荒らしをする人の特徴は、往々にして「ホストの仕事に対して興味がない」点です。
ホスト業界はグループで成り立っていたり横の繋がりが強かったりするので、体入荒らしを繰り替えしていてはホスト業界でまともに働けません。
しかし、体入荒らしをする人はもともとホスト業界で働く気がない場合が多いので、そういった評判を気にしないのです。
他にも説明をしっかり聞いていなかったり、いかにもやる気がなさそうだったりする人は体入荒らしである可能性が高くなります。
体入荒らしの対策
ホストクラブの求人をスムーズに進めるためには、体入荒らしの対策が肝要です。
以下に紹介する対策をぜひ実行してみてください。
体験入店を後日にする
体験入店を後日にするのは有効な方法のひとつです。
体入荒らしはなるべく今すぐお金をもらえるお店を選んでいます。
体験入店を応募後すぐにではなく後日行うことで、体入荒らしのターゲットから外れやすくなります。
ただ即日体験入店は応募者にとってはとても魅力的ですので、有望な人材を逃すきっかけにもなりかねません。
体験入店を後日にするのは、体入荒らしと思われる応募者のみにしておきましょう。
全額日払いにしない
入店祝い金や体験入店費を全額日払いにしないのも、有効な対策だと言えます。
全額日払いにしなければ、一定期間は本入店して働かなければならないので体入荒らしにとっては不都合です。
本入店を検討している人の募集に絞れる可能性が高まるので、有効な手段だと言えるでしょう。
「どうしても全額日払いにしてほしい」としつこい人は体入荒らしの可能性が高いので、応募の時点で断るようにしましょう。
体入荒らしだと気づいたら入店を断る
そもそもの話ではありますが、体入荒らしだと気づいたら入店を断るのも大切です。
応募時点や実際にお店で対面した際の振る舞いで、体入荒らしだと感じられる場面は出てきます。
体入荒らしだと気づいているのに体験入店を続けるのは、無駄な行為としか言いようがありません。
気づいた時点ですぐに体験入店を断るといった対策をしてお店が受ける損害を最小限に減らしましょう。
入店祝い金の支給がある求人サイトなら「体入ホスパラ」がおすすめ!
入店祝い金の支給がある求人サイトなら『体入ホスパラ』がおすすめです。
入店祝い金のある求人サイトは応募者にとってよりお金をもらえるというメリットがあるため、ユーザーが集まりやすいです。
個別に入店祝い金を導入するいかんを問わず、掲載するべきサイトだと言えるでしょう。
『体入ホスパラ』は、大手風俗サイトと元ホストが監修するホスト特化の求人サイトで、アドトラックなどのPRも相まって業界の知名度が高まっています。
掲載件数はホスト求人のポータルサイトではトップクラスとなっているため、入店祝い金がなくても効率的な求人ができるサイトだと言えるでしょう。
『体入ホスパラ』では、「総額1億円入店祝い金キャンペーン」を行っており応募者に1万円の入店祝い金が支給されます。
詳細は以下のページで詳しく解説しておりますので、合わせてご確認ください。
まとめ:入店祝い金にはメリットもデメリットもあり!お店の求人状況に合わせて導入をしよう
入店祝い金は、ホストクラブの求人に一役買ってくれる大切な制度です。
しかしながら、経費が余計にかかってしまったり体入荒らしのターゲットになってしまったりなどデメリットもあります。
時と場合に応じて適切な対策をしながら、入店祝い金を有効活用してうまく求人を進めましょう。
また『体入ホスパラ』のように入店祝い金を出してくれるホスト求人のポータルサイトもあります。
そういったサイトへの掲載を通して、求人を効率よくするのも手です。
ぜひ掲載を検討してみてください。